先週末は、本湖月さんでとても贅沢なお勉強をさせていただきました。
松茸と鱧、名残鮎、日本一やわらかい高野豆腐・・どれも忘れられない香りとお味です。
そして、今回も素晴らしい器の数々にノックアウト・・・!!でした。

お椀は雅な菊の外蒔絵と内蒔絵・・・!!

食いしん坊のメンバー全員で9人ですが、全て違う蒔絵です。思わずお隣もパチリ。
お箸で内蒔絵にダメージを与えないよう、気をつけていただきました。
きちんとお食事のマナーをマスターしていなければ、本湖月には来られません!

ご主人は樂焼のコレクターでもあり、美術館にあってもおかしくない素晴らしい器でおもてなしをしてくださいます。
今回はピンク色がかった花びらの美しい樂焼きでお鯛さんのお刺身をいただきました。
それらの器を譲り受けた際に入っていた木箱の蓋の裏には、「この器を使いこなす料理人はいるかな、それを喜ぶ人がいるかな」と、皮肉たっぷりに、それだけすごいものだということが綴られていました。
器にまつわるエピソード・・いつも楽しく伺っています。

はじめは20個、30個と揃えられていたものが、何百年という時を経ていくうちに、ひとつ、またひとつ・・と割れて無くなり、ついにはひとつになってしまった器たち。
普段はお店に出されることはありませんが、大切に金継ぎをし、10月の名残の時期だけ日の目を見るそうです。
う〜ん・・・・なんだかもの悲しく、これぞ侘び・・・。

たくさんの松茸が積まれた「松茸の山」!!
鱧と一緒にシンプルにいただきました。

帰り際、また到着した松茸箱!
今年は出来が悪くて、虫食いも多く、このうち半分は炊き込みやまかない行きだそうです・・・涙。
今回も貴重な経験をさせていただきました。
感謝、感謝。